mizumon@mizumon_
floodgate,将棋ソフトの棋譜を紹介します。
昨日の電王トーナメントはAWAKEが優勝しましたね。他のソフトの進歩も目覚ましく、新時代の雰囲気を感じました。 今日はAWAKEの、floodgateでの将棋を少し解説したいと思います。
— mizumon (@mizumon_) 2014, 11月 4
第1図。55銀とぶつけたところです。お互いに珍しい構えですね。 本譜は63銀引でしたが、24歩からの仕掛けを与えて弱気でした。 「45歩57銀65銀と前進すべき」というのがNDFの意見のようです。 pic.twitter.com/whq4QXWmE8
— mizumon (@mizumon_) 2014, 11月 6
△45歩に銀を取ると、88角成同玉54歩と指されて先手やや失敗です。 54歩に57銀と引いて▲24歩を狙っても、王手飛車のラインがあり上手くいきません。 ▲57銀以下、△35歩▲77角△33角が一例で先手不満です。
— mizumon (@mizumon_) 2014, 11月 6
あっ。 pic.twitter.com/3mVReAI1yP
— mizumon (@mizumon_) 2014, 11月 6
少し進んで2図。 ほんの数手後に、とんでもない手が飛び出します。 驚愕で飛び上がります。 pic.twitter.com/PbOoBAouTL
— mizumon (@mizumon_) 2014, 11月 6
ひとまずは△同金と取る一手。そして同銀。 そこで、こんな手があるのか!? pic.twitter.com/US2702IrNL
— mizumon (@mizumon_) 2014, 11月 6
△79銀。 こんな筋、初めて見ました。奇想天外の一手です。 NDF-Test 10/8 23-30 http://t.co/XYPHXxfxDj
— mizumon (@mizumon_) 2014, 11月 6
まずは普通に棋譜を並べているわけですが、35歩を同歩と取ったときに、「変だなぁ。潰れてるんじゃないの?」 と当然思っているわけですよ。 ▲35同銀で44の受けがない。どうするのかと考えていたら、『△54歩!』 放っといても出ようと思っていたのに。
— mizumon (@mizumon_) 2014, 11月 6
そして、「どうやっても潰れだ、ひどい棋譜を並べてしまった」と思って44同銀の次の手を動かしたらこれですよ。 凄い手です。
— mizumon (@mizumon_) 2014, 11月 6
さて、33銀成もないわけではありませんが、妙手△79銀は取りましょう。 自然に指せば、図のように進みます。 竜を作って後手好調にも見えますが、NDFはあっという間に優勢を築いてしまいます。 pic.twitter.com/fCd3MAdfSs
— mizumon (@mizumon_) 2014, 11月 6
「▲62銀△同金▲同角成△71銀▲同馬△同玉▲44角△62銀▲51銀」 急に後手が薄くなりました。 pic.twitter.com/rV3zGnELLt
— mizumon (@mizumon_) 2014, 11月 6
この攻め方は美濃囲い崩しの手筋ですので、しっかり覚えておきましょう。 ▲51銀以下、△61銀▲62銀△同銀▲82銀。 △61玉は▲11角成~81銀成~21馬くらいで挟撃になってしまうので、Testは同玉と取りました。
— mizumon (@mizumon_) 2014, 11月 6
少し進んで△29竜まで。 私なら▲95歩と突いて▲94歩と指しますが、(同歩は92歩~91銀) NDFは余計な粘りを与えると考えたのでしょう。 「▲52金△61桂▲71馬」と息もつかせず寄せにかかりました。 pic.twitter.com/LHLexuq3kX
— mizumon (@mizumon_) 2014, 11月 6
図のように▲72銀と張り付いて、右図では▲59歩と手堅く金底の歩を打つ。 攻めが切れないので、張り付いた後は慎重に指すのが効果的です。 pic.twitter.com/djyDd03Kdg
— mizumon (@mizumon_) 2014, 11月 6
後手のTestは仕方がないので65歩と指して下駄を預けますが、▲84銀が強烈な決め手。同歩は▲82銀成△同玉▲83銀△93玉▲95歩で必死です。 pic.twitter.com/C2URvrWta6
— mizumon (@mizumon_) 2014, 11月 6
最後は歩以外余らずぴったり詰まして、NDFの勝ちとなりました。 圧巻の寄せでした。 pic.twitter.com/FKVfoEeyAE
— mizumon (@mizumon_) 2014, 11月 6
本局は負けはしましたが、何といっても「△79銀」でしょう。 こんな手が将棋にあるとは思いませんでした。素晴らしい一手でした。 また、それ以上にNDFは的確でした。△79銀という神懸りな妙手を利用し、駒の流れに乗って、すらすらと後手玉を攻略してしまいました。
— mizumon (@mizumon_) 2014, 11月 6
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上にも書かれてることをドヤ顔で書き込まれても…
対抗系の急戦でこんな手筋みたことない
ボートレース関係の方とお見受けしたが・・・
宮田新手とか、当時今ぐらいに強いソフトがあったらしれっと普通に指してたんだろうなあ。
昨日いなくて今日フォローしてる棋士とか関係者は藤森と田中誠だけだし、タイミング考えれば昨日の総会で情報まわっただけとも思えるが。
それ以前の棋士は別にここみてじゃないわ
なんか騒がせちゃってごめんね
選手権出て欲しかったな
同角:44角とさばかれて先手不満
同玉:44角 同角 39飛成が王手飛車(本譜?)
手抜いて33銀成:88銀成と取り合って、駒損こそ無いが一方的に玉形を乱されて先手不満
ということで、どの手を選んでも攻めがさばけるって感じかな?
俺はアマ二段なんで、偉そうなこと言えないけど、
プロの先生なら驚愕というほどでもなく普通に読める気がしなくもない・・・。
実戦でこんな所に銀をただで放りこまれたら目の錯覚かと思いそう
この筋はでなかったんだろうな
電王戦候補にも名前あがってたくらいだし。