紙面【総合】将棋界が「戦国時代」に突入した。八大タイトルを棋士8人が分け合う群雄割拠の状態となった。若手の台頭が目立つ中、最年少棋士、藤井聡太7段の今後にも注目が集まる。ほか 詳しくは本日(7月29日付)東京新聞朝刊にて pic.twitter.com/2oC1edwB0v
— 東京新聞ほっとWeb オフィシャル (@tokyohotweb) 2018年7月28日
ランクで言えば羽生、レーティングで言えば豊島やね
タイトルの序列順に、
竜王 羽生善治(47)
名人 佐藤天彦(30)
叡王 高見泰地(25)
王位 菅井竜也(26)
王座 中村太地(30)
棋王 渡辺明(34)
王将 久保利明(42)
棋聖 豊島将之(28)
31年ぶりや
ちなみに31年前![]()
今の羽生みたいに中原が複数冠独占してた時に谷川と55年組が台頭してきた時代やね
この5年後くらいに中原は無冠になって羽生時代に突入するんや
まずはかいつまんで紹介するで
竜王 羽生善治
前期竜王戦七番勝負で渡辺竜王から奪取
同時に永世竜王の称号を獲得
名人 佐藤天彦
前々期名人戦七番勝負で羽生名人から奪取
今期は羽生竜王を退け防衛、3期連続での就位
叡王 高見泰地
前期の第1期叡王戦七番勝負で金井六段を下し戴冠
王位 菅井竜也
前期王位戦七番勝負で羽生王位から奪取
今期の七番勝負を豊島棋聖と争っている最中
王座 中村太地
前期王座戦五番勝負で羽生王座から奪取
今期の防衛戦の相手は斎藤七段に
棋王 渡辺明
2012年の棋王戦五番勝負で郷田棋王から奪取
そこから5期連続で防衛中
王将 久保利明
前々期王将戦七番勝負で郷田王将から奪取
前期は豊島七段を相手に防衛
棋聖 豊島将之
今期棋聖戦五番勝負で羽生棋聖から奪取
タイトル挑戦6回目にして自身初タイトルを獲得
羽生善治の記録で打線
【1軍】
1(中)26年連続タイトルホルダー(1991/03/18~)
2(二)同一タイトル19連覇(王座戦)
3(遊)史上唯一七冠同時制覇(1996/02/14)
4(投)永世七冠
5(一)通算獲得タイトル99期
6(三)名誉NHK杯選手権者(史上唯一 10回優勝)
7(右)最優秀棋士賞21回(2位は5回)
8(捕)勝率.712(1391勝)
9(左)年度記録部門独占〈4回〉(対局数、勝率、勝数、連勝数)
【2軍】
1(右)年間獲得賞金首位22回
2(遊)年間獲得賞金1億超え17回(羽生以外では谷川森内渡辺が1回ずつ)
3(左)同一タイトル通算獲得24期(王座戦)
4(一)タイトル挑戦獲得回数133回
5(捕)同一タイトル戦連続登場回数26期(王座戦)
6(中)年度最多勝利ベスト10で1,2,4,6位
7(三)デビューから31年連続勝率6割超え
8(二)チェスのレーティング国内二位
9(投)A級順位戦通算勝率.742(2017年12月5日時点)
2012年から2016年までの5年間、計35タイトルのうち
羽生が17個
渡辺が10個
森内が4個
郷田が2個
久保と天彦と糸谷で1個ずつという状況やったことを考えればガラッと変わったのが分かると思うんや
改めて化け物やね
それじゃあ8人を比べていくで![]()
まずは通算勝率や
7割を超えてるのは羽生、菅井、豊島の三者のみ
羽生は最近の勝率が6割前後だが7割を切るのはあと5年から10年はかかると見ていい
渡辺、久保は竜王戦、順位戦共に長年にわたって上位にいるため勝率が6割台後半というのは頷ける
高見がね…
お次は四段昇段年齢と初タイトル獲得年齢![]()
羽生、渡辺の2人が中学生棋士というのはよく知られているが、他の6人も遅くても18歳頃にはプロになっているのがわかる
タイトルをとれる一流棋士になれるかどうかの分水嶺と言えるかもしれない
初タイトル獲得年齢は久保が33歳と大きく遅れているがデビュー当時は羽生世代全盛期だったし仕方ないね
どんどんいくで
タイトル挑戦数と獲得数
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永世二冠である渡辺はタイトル獲得数で歴代7位
久保もタイトル獲得数で歴代13位と、おっさん世代の中でも特にタイトルに縁のある2人と言える
若手の中では豊島が挑戦数6回、天彦が挑戦数5回と頭一つ抜けている
ここまでがタイトルホルダーを数字で比べてみようでした
ここからは将棋の戦型選択を見ていこうと思う
かなりコアな話になるかもしれんで
まずは相居飛車、居飛車対抗形、振り飛車対抗形、相振り飛車の採用率から
![]()
データは将棋棋士成績DB(http://kenyu1234.php.xdomain.jp/menu.php)から
なお戦型不明のものも多数あったため、上に伸びてれば居飛車党、下に伸びてれば振り飛車党、くらいの感覚や
ちなみに菅井は振り飛車党だが居飛車も割と指してるようやな
羽生、戦型採用率
基本的にどの戦型も刺しこなしてる印象
中でも矢倉は森内との名人戦や渡辺との竜王戦など、大きな舞台でも連続して採用していた
また自身の代名詞とも呼べる横歩取りも採用率が高い
一方で一時期、後手番の最終兵器として流行った一手損角換わりだけ採用率が低い
天彦、戦型採用率
矢倉、角換わりは1割程度
やはり順位戦全勝や名人獲得、防衛の原動力となった横歩取りの採用率が高い
高見、戦型採用率
矢倉と横歩取りが極めて高い
ここ最近の棋譜しか見たことないからへーって感じ
中村、戦型採用率
横歩取り、次いで角換わりの採用率が高い
確かにそんな気がする
渡辺、戦型採用率![]()
急戦矢倉、横歩取り85飛型、角換わり腰掛け銀など、十分な研究を匂わせる戦型選択が多いイメージ
一方で相掛かりなどは研究がしづらいのもあって採用率は低めか
豊島、戦型採用率
横歩、次いで角換わり、矢倉となっている
最近は角換わり腰掛け銀と対抗形しか見てない気がする
菅井、戦型採用率
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ほぼ中飛車となっている
新手メーカーらしく振り飛車の中でも序盤から工夫を凝らすため、分かりやすい形での戦型があまり少ないか
久保、戦型採用率
四間飛車と中飛車が多いが、全体的にバランスよく選んでいる印象
一方で向かい飛車はあまり指さない
居飛車党でも指す人がいるように、振り飛車らしく軽く捌くという感覚に合わないのかもしれない
以上や!
頭角を現してきてる永瀬、斎藤、勇気あたりの若手がこの中にどれだけ食い込めるか
また稲葉、糸谷あたりの世代がA級に集まってきてるけど、どれだけタイトルをとれるか
そして藤井くんがいつタイトルを取るのか
楽しみやね
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太地は奪われまいと死に物狂いで猛研究を始めてるであろう
言うてもレーティング的には太地の方が下だぞ、そう考えると高見の叡王は別にそこまで運によるものでもないと思うが(多少はあったと思うが)
レーティング上位30人くらいの棋士なら普通にタイトル取れるチャンスあるのが今の戦国時代の環境なんだと思う
何せ金井みたいな平均以下のレーティングの棋士ですら運と勢いで番勝負に出られる時代だからな
おもしろかった。
しかしカテゴリーがネタである
来年の挑戦者に4タテくらってほしい
なんだかんだ勝負強いやろ太地先生
ここ勘違いしてるようだ
天彦は前者なら3回、後者なら5回
豊島は6回
それは違う
叡王戦のトーナメントの持ち時間は他の棋戦に比べて短いから
一般棋戦に優勝できるレベルであればタイトル挑戦の可能性がある
どういうこと?
高見は第47回三段リーグから三段入りして第49回で四段になってるんだが?
一般棋戦で優勝できればタイトルワンチャンあるレベルだろう
横歩やったら順位戦C2からずっと無敗ってこと?
C2じゃない?
最後の数字の破壊力が凄いw
高見の場合、前前期までの勝率がサッパリだったのに、
前期は7割台でいきなり跳ね上がってる
本人もさんざん言ってるように、大学卒業して専念出来るようになったのが大きい
ここからどれだけ伸びるか、だな
これがラストタイトルになりそうなのがもう1~2人いるけど。
ありがとう
獲得したときには王位戦(6回目)が始まってたからややこしいけど
防衛戦をタイトル挑戦とは普通は言わない
北条氏政
武田勝頼
上杉謙信
織田信長
毛利輝元
長曽我部元親
島津義久
谷川、渡辺、康光、森内、久保、郷田、フカーラ、◯、忍者、F9、ぴこ
足すと100期
しかもまだ九段になるかもわからんし
羽生>>>>>>>>>>>渡辺>>>>>久保>>>天彦=豊島>>>中村=菅井>>>高見かな
>前期の第1期叡王戦七番勝負で金井六段を下し戴冠
高見が勝ったのは第3期だぞ。
データ厨にあるまじき初歩的で致命的なミス。
>前々期王将戦七番勝負で郷田王将から奪取
>前期は豊島七段を相手に防衛
当時は豊島八段じゃね?
31年前の棋聖位は序列3位。
A級プレーオフと王将戦7番勝負、時期被ってたから
19年連続王座戦本戦出場ならずとか
もっと自分の人生省みた方が良いよ
確かに棋聖は天野の通称ではないが、棋界では序列上位になる。
タイトルの格からは 名人>王将>棋聖>王位>王座>棋王>叡王>>>>竜王(実力制の正統性を失したタイトル)
結構偏ってるんだな
しかし、こうやって見ると面白いな
正確に測るには母数が少ないんだよね
タイトルホルダーやタイトル挑戦者がノコノコに見える羽生さんってやっぱすげぇな
佐藤と4歳違いだなんて信じられないよ
普通グランドスラム後は手を抜く対局はあってもおかしくない
どんな相手にもちゃんと指してタイトルをとる
その代わり冒険の手を指して負けるのが漫画以上w
データ将に感謝